ロンドンオリンピックでは1,334個の金メタルが使用されました。
東京オリンピック開催で、日本は約1.2倍の1,600個が使用されると
提案しております。
*金メタル一個に約6gの金が使用されるので、1,600個x6g=9.6kg
の金が必要になります。携帯電話1台には約0.03gの金が使用されて
おり、9.6kg÷0.03g/台=32万台の携帯電話が必要となります。
*皆さま一人一台のご不要の携帯電話が東京オリンピックにお役に
立ちますので、是非ご賛同、ご参加願います。
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オリンピックの金銀銅メダルを みんなで回収したリサイクル原料
でつくりましょう
「オリンピックの金銀銅メダルをみんなで回収したリサイクル原料でつくる」とは、オリンピック・パラリンピックのメダルを作成する際に必要になる原材料の金などを調達する際に「廃電子機器等からリサイクルされた二次原料であること」を調達条件として明示し、それを国内外に広く知らしめることです。
すでに小型家電リサイクル制度などでみんなが回収した使用済み携帯電話機などが集められてきていますので、それらの制度を生かしてみんなが協力すれば、この調達条件は容易に満たすことができ、日本中のあちこちでみんなの手で回収された使用済み電子機器がオリンピック・パラリンピックのメダルに生まれ変わることができます。
日本は世界の中でもリサイクルが進んだ国です。また使用済み電子機器のなかに大量の金などの希少金属が含まれていることも「都市鉱山」として知られています。この使用済み電子機器は発展途上国などに不法に投棄されるとそこに含まれる有害物質で廃電子機器汚染という重大な環境問題を引き起こしていますが、日本では小型家電リサイクル法が制定されて、有害物質を処理し希少金属を取り出すとりくみが進んでいます。
かつてはリサイクル原料というと「安くすませた格落ち原料」のようなイメージが強かったのですが、今は、得られる品質は高い技術で保証され、かつ、持続可能性や地球環境を考えて将来を志向する取り組みとして多くの人たちの努力が結集したものとなっており、まさに世界のアスリートを顕彰するにふさわしい素材といえます。
このリサイクルの取り組みをオリンピック・パラリンピックの機会に世界中に知ってもらうことは、これからリサイクルを進めようという国々だけでなく、廃電子機器汚染に苦しむ国々や、金などの天然資源の不法採掘などで困っている国々にも大きな望みを与えることができます。
また、私たち市民も、自分たちがリサイクルとして集めた電子機器がメダルになってオリンピック・パラリンピックの入賞者を飾っているのだと思うと、オリンピック・パラリンピックに少しでも参加できた気持ちを持つことができます。
ロンドン・オリンピックでは金メダルの金は鉱山会社の寄付でした。またリオデジャネイロ・オリンピックの銀と銅のメダルも30%のリサイクル原料が使われているとされていますが、金は持続可能な方法で得られたとなっていますがリサイクルとは言われていません。2020年の東京オリンピック・パラリンピックではメダルの100%をみんなの手で集めたリサイクル:原料で賄うことで、世界のリサイクルのシンボルとなるような取り組みになれます。
以上、私たちの思いを、これまでオリンピックのメダル製造に携わってきた財務省造幣局とメダルの性状・デザインを決める2020東京オリンピック・パラリンピック組織委員会にお伝えする次第です。
なお、リサイクルだけで量が賄えるのか、不純物は入らないのかなど、詳しい情報は(一社)サステイナビリティ技術設計機構の特設HPに載せていますので参考にしてください。
エコマテリアル・フォーラム会長
原田幸明
(タイトルの写真は、使用済み電子基板のリサイクルから得られた金を用いて作った「金メダルの試作品」です。)
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